あいぱー隊長の映画批評

アイパー隊長の映画批評のブログです。だいたいB級しか觀ないので、面白くないかも(´・ω・)

隊長は「ビーチ・シャーク」を観ました。

トレマーズとサメの悪魔合体

「「ビーチでシャーク(サメ)」って当たり前だろ!! サメは海にしかいないからな!」

これを観ても本当にそう思いますか?

ビーチ・シャーク [DVD]

サメ映画はここ数年ですごくバリエーションが増えました。

竜巻の風にのって来るサメは(とある界隈ですごく)有名なので、あえて紹介しませんが、私そんなにサメ映画みていないんですよね。

有名なのは「ジョーズ」と「ディープ・ブルー」でしょ?(ドキュメンタリーじゃない方)。そして、マイナーだけど、「パニック・マーケット」なんてサメ映画も面白かった。

過去みたのでは、サメのDNAを息子に取り込ませてできた人型サメモンスターの映画が記憶に残っています。(殺人ザメ キラーシャークみたいな名前だったはず)

なので、あまり奇抜なサメ映画は観ていないのです。

で、何を思ったのか今回この「ビーチ・シャーク」を鑑賞しました。ええ。ク○映画ですね。すばらしかったです。

あらすじを引っ張ってきましょう。

静かな島、ホワイトサンドに戻ってきた町長の不良息子・ジミーは、町を活気づけるため、ギャングからの自分の借金返済のため、大規模パーティーの開催を計画する。保安官ジョンと、その妹であり同じ保安官でもあるジミーの元カノのブレンダはそれをじっと見つめている。 ビーチではサメに襲われたと思われる若者の死体が海から離れた位置で発見される。通常のサメとは違う恐怖が島を襲う。ビーチの閉鎖を主張する保安官と、フェス開催を強行しようとするジミーは対立。続出する犠牲者たち。そしてついに、眼前に、砂の中から人間を食らうために飛び出す巨大な"ビーチ・シャーク"が姿を現した!!(Youtubeから引用)

www.youtube.com

うーむ。香ばしい。

※この辺から若干ネタバレしますので注意※

ちなみに

町長の不良息子・ジミー

主人公じゃありませんでした。(どっちかっつーと敵役?)いいキャラでしたがね。

ビーチ・シャーク”は書いてある通り、水陸両用です。海に入っていなければ、サメは襲ってこないという知識が全く役に立ちません。

砂に潜って移動することが可能なので、浅瀬でも襲われてしまいます。恐ろしい。

昔いたシロワニが進化した生物らしく、鱗が砂の摩擦や抵抗を減らすことができるような構造で、スイスイ泳げるとのこと。なにそれすごい。

トレマーズ」というモグラのように地面に潜り襲ってくる映画というのはありましたが、サメ映画というジャンルでは、面白いアイディアで、アニマルパニック好きとしてはいい感じのモンスターなんですが、モンスター以外がひどい。

目立つのはチープさです。映像のこと? いえ、それはいつものことなので、あえてツッコミはしません。(今回はどちらかと言えば頑張っている方だと思います。)

島を盛り上げるためにイベントを開いたはずですが、1000人ぐらいしか来ず。1000人で盛り上げられんのか。島のイベントでは多い方なのかな。

「イベントには1000人くるぞ!」と喜んでいましたが、実際の映像では100人もいなさそう。しかもイベント開場はテント5つぐらいで、みてて寂しいです。「ピラニア」ぐらいエキストラの人呼んでみてや。

そこから王道なタイミングでビーチ・シャークが襲ってきますが、逃げる時も渋谷の交差点に負けないぐらいのクロスした逃げ方です。そんな散らばって逃げちゃあっという間にエサになっちゃうよー。「早く砂浜から出なさい」とアドバイスしたくなりました。

あと常識人が少ない。ほとんどがクレイジーです。「島の過疎化がひどいので、イベントを絶対に開きゃなきゃならないんだ! サメなんて知るか!」

気持ちはわかりますが、開いちゃダメでしょ。

案の定、虐殺されちゃうし、遊びに来た人たちは残念、アーメン。

最後はラスボスのシュチュエーション。この手の映画は、「実は今まで見たサメは子供だったんだ!」とか「父親がまだ隠れているぞ!」とか大いにありますが、今回は前者でした。

で、大切なセクションだと思いますが、約3分で殺されます。盛り上がるシーンなはずなのに。エイリアンを見習ってほしいです。

ふぅ、言いたいことは言えたような気がします。

え? 楽しかったですか? 楽しかったです。

ここ最近色々みてたはずですがね。「キングコング(2004?)」だったり「ゴジラ(2014)」だったり。「ミミック」とかも面白かったと思う。どうして良作ではなく佳作未満のレビューばっかりしちゃうんだろう。

こういう映画は時間の無駄だ!と思ったりすることもありますが、やめられないんですよね。かっぱえびせんみたいだな。

これからも時間見つけては、頭を空っぽにできる素晴らしい映画を観続けていきたいと思います。

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